100周年記念ムービー
創業からの歩みと代表からのメッセージ、
未来に向けての決意をご紹介しています。

百年一日の如し

本村製作所は2022年に創業100周年を迎えました。ひとえにお客様のご贔屓の賜物であり厚く御礼を申し上げます。
今の心境を一言で申し上げるならば、“百年一日の如し”に尽きます。社是である『和 信 節』の下、代々受け継がれてきたステンレスの加工技術を頑なに守り抜いてきた、タンク一筋の100年と言えると思います。

先代社長である本村与志晴は、自ら酒蔵の中に入り、杜氏さんの声を聞き、杜氏さんが使いやすいタンクを創意工夫しながら造ってきました。そこからいくつもの革新的と言われるような開発を実現しました。

たとえば、角型タンクの特許取得、本村オリジナルの調合用の撹拌機、背の高いタンクのタンクトップまで洗える全自動洗浄機など様々あります。
このようにタンクユーザー側に立った開発姿勢がお客様に認められてきた、そのおかげで今日を迎えられたと思っています。

ステンレスが嫌がること決してしない

タンク造りにおいて、本村製作所は特別なことをしているわけではありません。ただ唯一こだわっていることがあります。それは“ステンレスが嫌がることを決してしない”ということです。
これはかつて古老の職人が言った“ステンレスは生きている、ステンレスが嫌がることをしていけない”によるものです。

ステンレスを溶接する際にむやみに熱を加えたり、冷やしたりすれば、素材の特性上、膨張して金属疲労を起こして割れたりします。そのため伸び縮みを吸収できるようアソビという余裕を持たせるようにしています。
また、錆びからステンレスを守るために、工具から工場内にいたるまで錆びの原因となる鉄とステンレスを接触させないようにしています。

つまり、ステンレスの特長を損なわないよう細心の注意をもって、素材の特性に合わせた製造をすることを一番大事にしており、社員一人ひとりがそれを自然にできているからこそ、良質なタンクを造ってこられたと思います。

これからも本村製作所は、“百年一日の如し”の気持ちで歩んでいきます。タンクに対するニーズはどんどんと難易度が上がっている状況ですが、基本姿勢を忘れず挑戦をしてく所存です。

また、これまでの経験と蓄えてきた知見を活かして、タンク以外の開発も進めていきます。10年前に開発したアロマ減圧水蒸気蒸留装置も、すでに全国の多くのお客様に使っていただいており、こうした新たなイノベーションを生み続けていきたいと思っています。

これからも皆様のお役にたてるよう精進して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。


1922年(大正11年)
兄弟商会本村銅工場を創立。銅、真鍮製醸造器具の製造販売を開始
1926年(大正15年) 
酒類貯蔵タンク製作開始
1931年(昭和6年) 
兄弟商会本村ホーロータンク製作所に社名を変更
1941年(昭和16年) 
軍需工場協力工場となる
1942年(昭和17年) 
本村航空工業株式会社として航空燃料タンクを製造
1945年(昭和20年) 
本村産業株式会社を創立
1951年(昭和26年) 
本村製作所として醸造器具の製造開始
1957年(昭和32年) 
ステンレスタンク製造開始
1960年(昭和35年) 
株式会社本村製作所を創立
1964年(昭和39年) 
酒造用大型ステンレスタンク製造開始
1968年(昭和43年) 
各種醸造用プラントを全国へ制作販売
1975年(昭和50年) 
廃水処理設備の設計、施工を開始
1983年(昭和58年) 
減圧蒸留装置の全国販売開始
1986年(昭和61年) 
第一種圧力容器製造工場に認定
2010年(平成22年) 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置開発販売開始
2017年(平成29年) 
鳥栖営業所開設
2022年(令和4年) 
創業100周年

企業スローガン

本村製作所は創業以来、お客様にとって実際に役立つ開発を探求し続けており、そのコンセプトとなっているのが「REALISTIC INNOVATION:現実に即した革新」で、本村製作所の製品すべてに宿っているスピリットと言えます。これからも職人の技術を継承し、新たな研究を重ねることで、価値のある革新をめざしていこうという姿勢をスローガンに込めています。

ロゴマーク

本村製作所のアルファベットの頭文字「M」を3つの柱で表現し、それぞれに【継承】【チャレンジ】【革命】という3つの基本姿勢を込めています。そのデザインは、本村の製品であるタンクを表現しており、赤い色はタンク業界や産業界、社会へ貢献するイノベーションへの情熱や強さを表しています。

社 是

和やかに穏やかに信じあって、節度を持って生きていく

先代社長の本村与志晴が伝えた人生の歩み方の言葉を、本村製作所の社是として掲げています。
また「人を押しのけてまでして仕事をしなくてよい」、「人が一代かかって成し遂げることを、本村は三代かかって成し遂げる」という言葉も残しており、それが今も本村製作所の基本姿勢として受け継がれています。

大正十一年創業
ステンレスタンクの開発製造・蒸留器の開発製造プラント開発のパイオニア
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